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KOラウンド予想アンケート関連情報

ボクシング関係者100人アンケート

89%が世界獲ると予想

 予想者は元世界王者をはじめジム会長やトレーナーら計100人。ボクシングを見る目は確かだ。その専門家の実に89人が亀田の勝利を予想した。先月、一部朝刊紙で厳しい亀田評を展開した元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏でさえも「100%と言わないまでも90%ぐらいは勝つ可能性がある」と実力は認めていた。

 勝利を推す最大の要因は「豊富な練習量」。34人が1日6時間に及ぶ猛練習で培った体力とパワーをポイントに挙げる。元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男氏は「世界一ハードな、普通のジムではできない練習量を消化している」と話す。元WBA世界スーパーフライ級王者の鬼塚勝也氏も「小さい時から養った土台の強さ、力強さがある」。元世界2階級制覇の畑山隆則氏は「体の芯がすごいからパワーがある」と絶賛する。

 その自慢の体力とパワーは、今回の世界戦でさらに有利に働く。そう分析するは元WBA世界バンタム級王者の六車卓也氏。「もともと亀田選手はフライ級、ランダエタは本来ミニマム級の選手。2人には2階級の差がある。絶好のコンディションでくればKO勝ちでしょう」とKO決着を確信している。

 世界への階段を苦戦もせず、不敗で駆け上がった「勢い」を推す声も多かった。角海老宝石ジムの田中栄民トレーナーは「あの勢いで相手のキャリアを上回る。世界戦は経験も大切だけど、それ以上に勢いが大事」と分析する。元WBC世界ライトフライ級王者の中島成雄氏も「波に乗っている。この波が世界王者になる上で絶対に大切」と不可欠な要素として挙げた。

 不安材料をあえて挙げるとすれば減量か。これまでのフライ級から1階級(約2キロ)下げての世界戦になる。自身も1階級下げて世界に挑んだ元東洋太平洋スーパーウエルター級王者の吉野弘幸氏は「1階級下げて戦った時は力が入らなかったことがあった。微妙な影響が出ることもある」と指摘する。

 もっとも「亀田の課題」のアンケートでは、最大の22人が「ない」「見えない」と回答した。元WBA世界フライ級王者の花形進氏はこう断言する。「穴が見えないうちに倒してしまっている。今のままでいけばいい」。



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