亀田興毅特集
2006年8月2日WBA世界ライトフライ級王座決定戦
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挑戦者のランダエタは20勝(16KO)3敗1分けのプロキャリアの中で1度だけ日本のリングで戦ったことがある。2004年10月30日、両国国技館のWBA世界ミニマム級王座統一戦。同年1月に同級暫定王座に就き、5月に初防衛に成功後、正規王者・新井田豊(横浜光)とグローブを交えた。新井田にとっては7月にアランブレット(ベネズエラ)から奪った王座の初防衛戦だった。
WBA世界ミニマム級王座統一12回戦VTR
- WBA世界ミニマム級タイトルマッチ 10ラウンド 新井田豊(左)の左フックがファン・ランダエタにヒット
◇2004年10月30日◇東京・両国国技館
身長、リーチで上回るランダエタは無理に打ち合わず、単発ながら正確なパンチをヒット。特に左ストレートのボディーブロー、顔面への右フックは効果的だった。6回には偶然のバッティングで新井田が右目上から流血するなど、8回までは完全に試合をコントロールした。しかし、9回以降に反撃を許す。新井田の左フックを何度も顔面に浴び、明らかにポイントを失った。
決着は判定に持ち込まれ、1-2のスプリットディシジョンで王座統一を逃した。試合後のランダエタは落胆を隠せず「すべては作戦通りにうまくいった。悪かったのは判定だけ。受け入れられない」と勝利を主張。セコンドも「ワンサイドゲームだった。日本で構わないから再戦したい」とアピールする接戦だった。