このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 芸能 > シネマ > ニュース



結子が脱清楚で主演女優賞/映画大賞

キャンドルを手に笑顔を見せる竹内結子(撮影・鹿野芳博)
キャンドルを手に笑顔を見せる竹内結子(撮影・鹿野芳博)

 第20回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原裕次郎記念館協賛)が4日、決定した。竹内結子(27)が「サイドカーに犬」の頭突きの場面もある激しい役柄で、清そなイメージを脱皮。主演女優賞を射止めた。

 受賞対象作「サイドカーに犬」でつかんだ手ごたえを聞くと、いたずらっぽい表情を浮かべた。「女らしい女を求められないって、何か気持ちいいなって。こうやって(足を広げて)座っても構わないし」。次の出演作でヒールがある靴を履くと「ひざ閉じて、ひざ!」と注意を受けた。そんな癖が出るほど思い切り演じた。

 演じたヨーコは豪快な女性だ。徳用マッチでタバコに火を付け、ガンガンたたいて火を消す。「おばあちゃん家の仏壇にマッチがあって、割とマッチは慣れているんです。それにガンガン消す人、結構周りにいません?」。もちろん、慎重さも持ち合わせている。麦チョコをカレー皿にガバッとあけるが「普段は一応、数は数えるし、賞味期限も見ます」。

 撮影現場では、慎重さばかりが全面に出た。06年に長男を出産後の女優復帰作。根岸吉太郎監督に毎日「大丈夫ですか」と聞いて、「OKと言っているのに、何てうたぐり深い」と苦笑いされた。「感覚として時間が空くことで、体がなまっちゃうんじゃないかと不安は常にありました」。そんな中で「女でよかった」と役に勇気づけられたという。「だれかが横にいたり、だれかを思ってついていくという役をいただく方が多かったので、自分で何か選択するということもできるんだなと。目線が1つできたと思います」。

 豪快なヨーコ役のほか、「ミッドナイト イーグル」(公開中)では週刊誌記者を演じるなど、今までにない役が続く。「何か1つ映画をやったことで、こういう役もやれるんじゃなかろうか、とオファーをいただける。やっていくうちに何となく道ができていくのかな、その時その時に」。

 「うれしいんですけど、ちょと怖い気がする」。堂々の主演女優賞受賞でも「地震が起きた時何も持ってないと不安」と、防災グッズを所有する慎重な一面をのぞかせた。【近藤由美子】

[2007年12月5日9時49分 紙面から]

  • エヌスクへ
関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

「結子が脱清楚で主演女優賞/映画大賞」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ