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新垣結衣が新人賞に戸惑いも/映画大賞

天真爛漫な笑顔を見せる新垣結衣(撮影・神戸崇利)
天真爛漫な笑顔を見せる新垣結衣(撮影・神戸崇利)

 第20回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原裕次郎記念館協賛)が4日、決定した。新垣結衣(19)は「ワルボロ」「恋空」で新人賞を受賞。この1年で一気にブレークした戸惑いの胸中を明かした。

 1年前「ワルボロ」クランクインで映画界に飛び込んだ新垣は、休みなく走り続けた。春に「恋するマドリ」を、初夏に「恋空」を撮影し、秋に公開した「恋空」が興行ランキング1位に。新人賞をご褒美と思ってもいいはず。しかし、表情に本当の喜びはうかがえない。「何で私が、と思っている?」と尋ねると、小さく笑いながら「うん…」と答えた。

 「恋空」で、レイプ、妊娠、流産とつらい経験を踏む、初恋に一途な女子高生を演じた。「役と自分が一緒になれないと動けないタイプ」という新垣には、悲しい場面が続く撮影は精神的に苦痛だった。苦労してつかんだ成功と評価。それでも「褒められても素直に喜べないんです。台本の名前が書かれている欄で、新垣結衣の名が前に来れば来るほど、怖くなってくる。まだ自分が自分に納得してないので」と話す。急上昇した世間の評価と、自分で感じる実力に隔たりに、まだ戸惑っている。

 浮かれることなく自分を突き詰める性格こそ「恋空」「ワルボロ」の純粋なヒロイン役にハマった。「女優は、最初からやりたくてやったお仕事じゃない」と話すが、妥協はしなかった。「例えば、ト書きに『涙を流す』と書かれていても、簡単に流す場面じゃないと思ったら変えてもらいました。理解できないまま演じても、うそっぽいから」。

 5日に初アルバムが発売され、歌手業が本格スタートする。「写真を撮る撮られること、絵を描くとか興味のあることをたくさんやって、その中で『私はこれだ』って自信が持てるものを見つけたいんです」。来年前半は女優業に一息入れるが「もちろん、私が探す本当にやりたいことの候補には、女優業も入ってます」とにっこり。可能性が無限だからこそ、100%のガッキースマイルはもう少し先に、お預けだ。【瀬津真也】

[2007年12月5日9時50分 紙面から]

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