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東国原知事が東京マラソン絶賛「世界一」

36キロ地点の佃大橋を走る東国原宮崎県知事
36キロ地点の佃大橋を走る東国原宮崎県知事

 東京都心を舞台にアジア最大規模となる東京マラソンが17日行われ、晴天の下、3万2426人が皇居や銀座、浅草などの名所を駆け抜けた。現役市民ランナーの東国原英夫宮崎県知事(50)も就任後初のフルマラソンを4時間42分27秒で完走、1万3504位だった。レースを振り返り「これは世界一の大会だ」と絶賛する一方、練習不足で3時間台の記録を残せなかったことを悔しがった。それでも来年に向けて4月からの特訓を“公約”として掲げ、最後は「沿道で宮崎産完熟きんかんをランナーに配りたい」と県産品アピールも忘れてなかった。

 顔をしかめた東国原氏が両手を合わせて謝りながらゴールした。04年12月の国際青島太平洋マラソン(通称アオタイ、宮崎市)で自己ベスト3時間6分58秒を出して以来のフルマラソン。「ダメだ~、練習不足でマラソンの神様に申し訳ない」とため息をついた。

 上京した1月27日夜、公務の合間に、コースとなっている品川プリンスホテルから銀座を経由してお台場までの約11キロを試走した。練習はこれぐらいで体づくりは中途半端。この日も浅草・雷門近くの27キロ付近で左ひざに違和感が走った。30キロ地点で激痛に変わり、築地市場をかすめた35キロ地点で完全に足が止まった。

 苦痛を封印して切れ目のない観衆に笑顔で手を振り続けた。今回の参加理由を「県産農産物の3割は東京。そのお礼をしたかった」と話したが、逆に沿道から多くの人に「宮崎、頑張れぇ~」と励まされた。「痛みを忘れるエネルギーになった。『知事』じゃなくて県名で応援されるなんて…東京で宮崎が親しまれていることを(県民に)報告したい。これは世界一の大会だ」と声を弾ませた。

 ただ感激していただけではなかった。大会運営を観察し、中高生のボランティアが動く姿に感激。「若い人らが中心になるのは考えられない。アオタイ運営に参考になる」とうなった。

 スローペースは今後の日程を考慮した作戦だった。この日はレース後にテレビ番組2本を収録し、18日朝に宮崎に戻り定例会見をこなす予定。「19日は菅さんとの公開討論。出られなくなったら『逃げた』と言われる。走ってつぶれられなかった」と道路財源に関連する暫定税率の是非で対立する菅直人民主党代表代行(61)に対する敵意をむき出しにした。

 来年も「出たい。スターターをした直後に走るのも魅力。1年ぐらいは鍛える。4月から走れる時間をつくる」とやる気満々の特訓宣言。3月16日には湘南国際マラソンの30キロ部門に出走予定で、同じく市民ランナーの松沢成文神奈川県知事(49)と直接対決する。

 沿道の給食でバナナ約6万本、新潟米のおにぎり約3万個、青森産りんご約5500個がランナーに配られたと知り「来年は県産の完熟きんかん『たまたま』を置いてほしい」とちゃっかり県産アピールをしてお台場を後にした。【寺沢卓】

[2008年2月18日8時12分 紙面から]

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