ヤクルト1位原樹里KO寸前危機歓迎「経験したい」

 ドクター0よりも全勝だ。ヤクルトのドラフト1位、原樹理投手(22=東洋大)が18日、シーズンの目標を語った。ここまでオープン戦は11イニング無失点。だが「そこにこだわりはありません。0点に抑えるに越したことはないですけど、チームの勝利に貢献したい。それしか考えていません」と口にした。

 極端な話、自身の成績が0勝0敗でもチームが20勝0敗ならばいい。「全然それでいい」。新人王や個人成績には「あんまり興味がない」と言う。「欲を出すといいことはない。とにかくチームのため」と頼もしい。

 この日はブルペンで54球を投げた。明日20日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発予定だが、無失点のままシーズンを迎えたいとも考えてはいない。「例えば初回に2失点ぐらいしても、崩れないで5回、6回まで投げきるとか、そういうことを経験したい」。打たれても立て直すことがチームに貢献する投球と考える。

 高津投手コーチは「ピンチになった時、オドオドするのか、普通に投げられるのか、そういうのも見てみたい」と、KO寸前の状況でたくましさを測りたい考え。だが、それこそ原樹の試したい状況でもある。新人離れしたフォア・ザ・チームの精神で最後の課題も乗りきる。【竹内智信】