阪神ヘイグ音なし守備にも不安でも金本監督期待あり

4回表阪神無死、三邪飛に倒れ悔しそうな表情を見せるヘイグ(撮影・加藤哉)

<オープン戦:中日4-6阪神>◇18日◇ナゴヤドーム

 ホンマに大丈夫!? 阪神の新外国人マット・ヘイグ内野手(30=ブルージェイズ)が不安を抱えたまま、開幕まで1週間を切った。この日の中日戦でも間合いを取れない状況が改善されないままだ。6回無死一、二塁。福の内角直球に詰まらされ、ボテボテのゴロは遊撃前へ。併殺をまぬがれるのが精いっぱいだ。

 この日は3打数無安打。オープン戦打率は1割9分にとどまる。守備でも4回に井領の打球をワンバウンド送球するなど、スローイングも不安定。だが「日々、自分のなかで学ぶことがたくさんある。失敗があっても学んでいるし、開幕に向けて準備していきたい」と前を向く。金本監督も「外国人は開幕しないと分からない。外国人は本番ですごく集中力を出すタイプの選手が多いからね」と変わり身を期待するが、特に打撃はまだ本調子ではない。

 速球に差し込まれる打撃が続く。内寄りのストライクにも体をのけぞらせるなど、内角球に苦慮。片岡打撃コーチは「インコースを攻められるのが外国人。インコースを攻められて、アウトコースの緩急というのは本人も分かっている。球が見えていないような凡打じゃない」と指摘した。

 試合前練習では期待株の北條が三塁でノックを受けた。指揮官も「何があるか分からないから備えておく」と説明するように、開幕後も猛打が見られなければ対応に迫られる。ヘイグの不振がもたらした動きだろう。3番起用構想もある、打線のキーマンのお目覚めを待ちたい。【酒井俊作】