ゲームセットまで目が離せない開幕戦が始まる。楽天ドラフト1位のオコエ瑠偉外野手(18=関東第一)が今日25日、いよいよプロ野球の1軍開幕戦に挑む。起用法は中堅の守備固めや代走が濃厚で、いつ巡ってくるか分からない出番に向けて全力プレーで結果を出したいと誓った。出場の瞬間は大歓声が必至。天然芝に生まれ変わったスタジアムが最高潮に達する瞬間を見逃すな!
大舞台ほど輝く「持ってる」18歳なら、一生に1度のデビュー戦に何かをやってのけるかもしれない。開幕前最後の全体練習を終えたオコエは「ここからは結果です」と断言した。
オコエ 開幕1軍で喜ぶんじゃなく、ここからが大事。持ち味の全力プレーでいきます。もらえる出場機会はごくわずかだと思う。チャンスを生かすために時間をかけて準備したい。
ワンプレーに全てをかける。初陣となる梨田監督は「スタメンではなく、代走、守備固めかな」と途中出場を示唆している。ストライドの大きいベースランニングで本塁に滑り込むのか、守備範囲の広さで大飛球をつかみ取る「ザ・キャッチ」なのか。
打撃かもしれない。紅白戦を含む実戦では不思議と好機で打席が訪れ、チーム最多の12打点を記録した。途中出場でも、同監督が「もう打席が回ってこないと思ったら、いい場面で回ってきてランナーをかえす。何かを持っている」と評した勝負強さで沸かせる可能性さえある。
運には頼らず、自力で道を切り開く。プロ入り前から、どんな時にも特別な願掛けをしないと決めてきた。「1度ルーティンをつくってしまうと、自分の性格的にそれをやらずに負けた時にいいわけにしてしまう。自分の実力が足りないのをルーティンのせいにしたらダメ。あえて決まり事はつくらないんです」。全体練習の後はウエート場に直行し、約2時間汗を流した。後は地道に積み重ねたものを試合で出すだけだ。
ロッテ平沢、中日小笠原ら同い年のドラフト1位とは開幕1軍についての連絡は行っていない。「普段から野球の話はしないので」と笑った。結果的に今季の高卒新人唯一の開幕1軍となったが気負いはない。最高の舞台で思い切り暴れる。【松本岳志】