阪神江越“2打席”連発「ほめるしかない」金本監督

9回表阪神無死、江越は左中間へ本塁打を放つ(撮影・松本俊)

<巨人1-10阪神>◇7日◇東京ドーム

 阪神今季最多の10点目は江越大賀外野手(23)の完璧弾だった。福留に代わって途中出場し、8点リードで巡ってきた9回の初打席。マシソンの149キロ真っすぐに力負けせず、左中間席にたたき込んだ。ダメ押しのダメ押しとなった2号ソロは、3日DeNA戦に続く“2打席連続アーチ”。オープン戦中に2軍降格も味わった若虎が、持ち味発揮の復活だ。

 「1打席、1打席が勝負。試合に出たい、少ない打席でアピールしたいと思ってやっていることが、いい結果につながっています」

 横田に中堅を奪われ、「負けたくない」思いが空転してきた。だが苦境でも黙々とバットを振り続け、昨秋から監督に教わってきた打撃をようやくモノにした。差し込まれる悪癖修正へ、6日の練習でも「タイミングを早く取れ」と指揮官の助言に最高の結果でこたえた。「マシソンの速球に負けないように意識して、キャンプから言われていることの成果が出せました」。

 一番目尻を下げたのは金本監督だった。「2打席連続ホームランでしょ? それもマシソンの速球を打ったのはすごくよかった。キャンプから春先までどうしようもなかったけど、形になってきた。ほめるしかない。江越はずっと使いたい」。ここまで絶賛したのは就任後、初めてだ。横田の活躍で控えが続くが、いつかは俺も。江越の逆襲物語にも注目だ。【松井清員】