楽天先発の則本昂大投手(25)が8回2失点11奪三振で3勝目を挙げ、94年野茂(近鉄)、10年ダルビッシュ(日本ハム)以来3人目の開幕から3試合連続となる2桁奪三振を記録した。開幕から3連勝とのダブル達成は初。

 序盤は直球が走らず、4回まで被安打6の2失点、三振は3と苦しんだ。5回から本来の姿を取り戻すと、6~8回だけで圧巻の7奪三振。チームを13年10月13日以来の単独首位に押し上げた。

 「点を取ってもらってもすぐに追いつかれたりと、思うような投球ができなかった。それでも粘っていればと信じてやった。8回は普通なら交代する場面。自分のワガママを通してもらった中、三振を取れて勝つことができてよかった」と喜んだ。