広島セ20勝一番乗り12度目逆転勝ち0差で竜追走

<ヤクルト3-6広島>◇10日◇神宮

 広島が今季12度目の逆転勝利で、セ・リーグ20勝一番乗りだ。1発攻勢と勝負どころでの一打がヤクルトを沈めた。

 同点の7回。リーグ1、2位の勝負強さを誇る2人が試合を決めた。得点圏打率4割1分7厘の菊池が勝ち越し打を放つと、なおも2死一、二塁で得点圏打率4割2分2厘の新井がしぶとく右翼前に運んだ。

 「追い込まれていたので、とにかく食らいついて行こうという気持ちだった」。前回ヤクルト3連戦の初戦で2000安打を達成した神宮で、再び快音を響かせた。

 先発ジョンソンが立ち上がりの1回に3点を失うも、4回に丸と松山が雨空を切り裂く2発で同点に追い付いた。2点リードの9回には代打鈴木が左中間スタンドへの豪快弾でとどめを刺した。

 2カード連続負け越し、先発陣が相次いで離脱する逆風も、ビッグレッドマシンガン打線はものともしなかった。36試合目で、2桁安打は早くも今季20度目。好調を維持する打線に、緒方監督は「今日もいい攻撃をしてくれた。本当に攻撃陣をほめてあげたい」と手放しでほめた。勢いに乗り、ゲーム差0の首位中日を追走する。【前原淳】