ソフトバンク和田本拠5年ぶり勝利も被弾「力不足」

工藤監督(中央)から声をかけられる和田。左は長谷川(撮影・栗木一考)

<ソフトバンク9-5ロッテ>◇11日◇ヤフオクドーム

 勝利の喜びは3本の放物線にかき消された。7点リードで迎えた8回。まさかの展開が和田を襲った。2死からデスパイネにソロ本塁打を浴びると井口、ナバーロにも1発を許した。8回5失点で今季4勝目を挙げたが、プロ初の1イニング3被弾。「喜べるような結果ではない。スイスイと最後まで投げないといけない。力不足だった」。11年9月28日の日本ハム戦以来となる本拠地勝利にも、表情は険しかった。

 5回までに3度、得点圏に走者を背負ったが、1失点で切り抜けた。直球は力強く、変化球とのコンビネーションで的を絞らせなかった。7回終了時点で、99球。「最後までという気持ちはあった。気力も体力もいけると思っていた」。打線の援護もあり、今季2度目の完投は目前だった。しかし、制球が甘くなったところをつかまった。「打たれるべくして、打たれている。自分のミス」と振り返った。

 工藤監督は継投のタイミングを自省した。和田の意欲を買って、続投を決断。それが裏目に出た形だ。「4回からスイッチが入って乗っていたが、ボールはばらついてきた。うまく代えてあげれば、よかった。僕自身も反省するところが多い」。投手部門は自省の言葉が続いたが、勝ったのは事実だ。4勝目を、目の覚めるような快投につなげたい。