中日田島12回悪夢 31戦0封のち2戦連続失点

<日本生命セパ交流戦:西武1-0中日>◇10日◇西武プリンスドーム

 中日が最後に力尽きた。両軍のスコアボードは12回表まですべて「0」。だが勝ちがなくなった最後の守備で、2イニング目に入った抑えの田島が秋山にサヨナラ打を浴びた。

 「勝負にいきながら、のつもりだった。四球にしてもいいと。(前回から)切り替えてはいたんですが…」。守護神は悔やんだ。2死一、三塁で秋山を迎える前、近藤投手コーチがマウンドに行き、無理な勝負を避ける方針を確認した。外角低めに2連続ボールのあと際どい低めがストライク。続く、甘い140キロを痛打された。勝負か満塁策か、明確には見えなかった。捕手の桂は「僕が悪かった」と話した。

 開幕から31試合連続無失点の日本記録を樹立しながら、7日のオリックス戦に続く2試合連続失点。最大のヤマ場だった延長11回は主軸を3人で抑えた。下位から始まる2イニング目に落とし穴があった。

 谷繁は「何とか抑えてくれいう気持ちで出した。うちで一番信頼のある投手。田島のせいにはできない。こうなると攻撃陣の方になってくる」とした。7回を投げたジョーダンから山井が2回、岡田が1回、そして田島。12球団屈指の強力打線を封じ込め、投手陣の底力は示した。大阪から移動してのナイター。疲れが残る中のしのぎ合いで、またダメージが積もった。【柏原誠】