仙台大・松本桃太郎 安打記録更新しプロ入り目指す

ハイタッチをかわす仙台大・松本

<仙台6大学野球:仙台大7-0東北工大>◇第2節第1日◇3日◇東北福祉大野球場

 仙台大は7-0の7回コールドで東北工大に先勝し、チーム開幕スタートを飾った。試合前、プロ注目スラッガー3番松本桃太郎三塁手(4年=北海)が早々とプロ志望届を仙台6大学連盟に提出。この日2安打2得点でリーグ通算安打を単独2位の105安打とし、通算114安打のリーグ記録まで9本差に迫った。

 25年ぶりのリーグ記録更新へ、初回から動いた。初打席で通算104安打目になる二塁内野安打を記録。6回表には右前打で出塁。二盗から相手失策を誘って三塁まで進み、6番郷古裕樹(4年=仙台育英)の中前打で生還した。足も絡めて2安打2得点。松本は「チーム開幕戦で(安打が)出たのは大きいけれど、もう1本打ちたかった」と2三振を反省した。

 大学生活最後のリーグ戦で、自然体で記録更新に挑む。春までは打ち気にはやり、凡打することも多かった。だが、知人の助言で「自らのタイミングとポイントで打てば結果は出る」と確信。“打撃開眼”した今季、「結果を求めすぎると自分を追い込んでしまう。(記録に)挑戦できる立場にいるので一瞬一瞬を楽しみたい」と打席に立つ。

 松本はこの日、プロ志望届をいの一番に提出した。昨季、仙台大プロ1号でDeNAにドラフト2位で入団した先輩の熊原健人投手(22)に刺激を受け、メール交換も続けている。目指すは野手として同大初のプロ入り。「僕が打てばチームのマイナスにはならない。1安打1安打積み重ねたい」。日本一を目指す“桃太郎は”は揺るぎない自信を胸に、夢に向かって突き進む。【佐々木雄高】

 ◆松本桃太郎(まつもと・ももたろう)1994年(平6)11月11日、北海道岩見沢市生まれ。小3で軟式野球を始める。中3時はシニアチームで全国準V。北海高では1年秋からベンチ入り。甲子園は2年時(11年)に春夏連続出場し春8強。仙台大では1年春からレギュラー。リーグデビューした東北工大との第1戦で初打席初安打。同秋は1年生初の打撃3冠でMVP(最優秀選手賞)と特別賞を受賞。家族は両親、兄、妹、弟。右投げ左打ち。177センチ、87キロ。血液型A。