阪神が最下位転落寸前の8回に逆転し、連敗を7で止めた。金本知憲監督(48)の第一声はファンへの謝罪だった。

 「久しぶりの甲子園の勝利でホッとしてます。申し訳ありませんでした、ホントに」。ホームで地の利があるはずの甲子園で今季は9個の借金を抱え、勝利の六甲おろしは7月31日以来実に1カ月ぶり。「僕は連敗が止まったというよりも、甲子園で勝てたことがうれしいですね。最下位が目の前のチームなのに、これだけ入って応援してくれるんですから。何とか勝利を、とね。ありがたいですね」。ほぼ虎ファンで埋め尽くした3万8000人の大声援に感謝し、勝利の味をかみしめた。