広島は11日、CSファイナルステージに向けた最終調整を終えた。明るい雰囲気のなか、約2時間汗を流した。
緒方孝市監督(47)も報道陣の取材に応じ、「普段着野球」を強調した。一問一答は以下の通り。
<共同インタビュー>
-いよいよだが
緒方監督 対戦相手も決まって、DeNAは3戦ともに接戦を戦い、勝ち抜いてきた。シーズン後半の勢いそのままに向かってくると思う。我々も迎え撃つのではなく、挑戦者の気持ちで、シーズン通りカープの野球、戦いをチーム一丸となってやるだけ。
-ナインの高ぶり
緒方監督 難しいかもしれないが、シーズンと同じ気持ちで。短期決戦はミスがあったら難しくなるが、ミスを恐れず、攻める気持ちで、投手も野手もプレーしてほしい。
-長い期間空いたが
緒方監督 2週間近くあいたが、経験するということも大事。シーズンも今までにない位置で戦って優勝を経験できた。来年も優勝すれば、期間は空くわけだから。いい調整だったか、悪い調整だったかは結果がすべて教えてくれる。
-監督自身も初めての短期決戦
緒方監督 采配もシーズン同様に振るつもりです。
-ファンに向けて
緒方監督 優勝したことによってアドバンテージの1勝はありますが、ホームでやれるということはそれ以上のものがある。シーズン同様の熱い声援を力に変えたいと思っています。
<囲み取材で>
-挑戦者と言った
緒方監督 気持ちの中ではこの位置で戦うのも初めてなので、迎え撃つというものではなく、日本シリーズに進みたいという挑戦者の気持ちです。相手に向かっていくという気持ちです。
-ミスが勝敗を分ける
緒方監督 短期決戦はミスが命取りになる。だけど思い切った、攻める気持ちを持ったミスならOKだから。そのなかで勝ちきってきたチームだからね。
-DeNAの印象は
緒方監督 残っている成績を見ても、五分の戦い。勢いはあるし、得点力もある。投手陣の試合をつくる能力が高い。中継ぎ陣も状態が上がっている。戦いやすいとは思っていない。ただ相手があるなかでも、自分たちの戦いをやっていくだけだからね。
-初戦が重要
緒方監督 入りは大事。そのなかでいかに早く普段通りに体が動かせられるようになるか。プレーボールがかかってから少しすれば、出来るとは思っている。普段通りの戦いが出来れば、今季は勝ち試合の半分以上を粘り強く戦った上でとれているから。