阪神能見、中継ぎで1回無失点 手薄な左救援陣救う

7回表オリックス2死一、二塁、小谷野を遊ゴロに打ち取り無失点で終える能見(撮影・清水貴仁)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-3オリックス>◇5日◇甲子園

 1軍に再昇格した阪神能見篤史投手が3番手でマウンドに上がり、7回の1イニングを無失点に抑えた。

 5月末、香田投手コーチとの会談で配置転換が正式に決まり、能見は1、3日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)で中継ぎ登板。ともに1イニングずつを完全に抑えた。香田コーチは4日の投手練習後「1日空いたけどボールとか、内容も非常に良かったと報告を受けている」と現状を説明していた。

 高橋聡のコンディション不良もあり、ここまで1軍戦力で固定された中継ぎ左腕は岩崎1人だった。能見も今季は先発登板3試合で0勝2敗と苦しんだ。手薄な左腕救援陣の現状を、ベテランの投球でカバーしていく。