世界一へのヒント得たい 侍栗山監督の本気感じた文字通り「対談」柳井会長との1時間/取材後記

対談を終え写真に納まる侍ジャパン栗山監督(右)と柳井ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長(撮影・垰建太)

異色の“世界一対談”が実現した。侍ジャパン栗山英樹監督(61)が、代表のオフィシャルスーツパートナー「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの東京・有明本部を訪問。同社の柳井正代表取締役会長兼社長(73)と語り合った。

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企画の発端は、ユニクロが侍ジャパンのオフィシャルスーツパートナーであること。対談ができれば面白いかもと思い、まずは柳井会長兼社長の著書(「一勝九敗」「成功は一日で捨て去れ」)を読んでみた。すると、栗山監督との共通点が多いことに気が付いた。世界一を目指していること。業界の常識にとらわれないこと。ぜひ、対談を実現したいと思った。栗山監督に提案したら「世界での戦い方を聞いてみたい」と乗り気。多忙を極める先方が受けてくれるのか。祈る気持ちで申し込んだら、幸いにもOKをもらえた。

決まったはいいが、経済界を代表する人物の取材など初めて。一応それなりの経験は重ねてきたつもりだが、これまでになく緊張した。スタート時は手のひらから変な汗が出ているのが分かった。というのも、対談は難しい。実際は記者との1対2のインタビューになることも珍しくない。

杞憂(きゆう)だった。栗山監督は事前に渡した前述の2冊を読み込んでくれており、自ら質問を重ねた。柳井会長兼社長も興味津々で質問を返した。私が質問を挟んだのは、記事にあるとおり1回だけ。文字どおり「対談」だった。世界一へのヒントを得たい。栗山監督の本気を感じた1時間だった。【古川真弥】

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