プロボクシングの元世界ヘビー級王者ムハマド・アリ氏が3日(日本時間4日)、入院していた米アリゾナ州フェニックスの病院で亡くなった。74歳だった。「蝶(ちょう)のように舞い、蜂のように刺す」の言葉通り、ヘビー級離れした華麗なフットワークと鋭いジャブを武器に活躍。黒人差別とも闘い続け、スポーツ史に残る英雄だった。突然の別れに、世界に追悼の輪が広がった。
アリ氏の死去について米主要メディアは4日、「ボクシングの伝説的人物」「最も偉大な人物」が亡くなったなどと大きく報じた。
CNNテレビは現役時代のアリ氏が対戦相手をノックアウトした後に、たんかを切る有名なシーンや「俺が最も偉大だ」と語る映像を繰り返し放送し「世界で最も有名で愛された選手の1人だった」と紹介した。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「ボクシングを超越した人物が死去」との見出しの長文記事を掲載。詳しい経歴や大口をたたき聴衆を魅了したエピソードを伝え「最もカリスマ的なスポーツ選手だ」と指摘した。