ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)が12月30日に東京・有明コロシアムで、前WBA同級王者河野公平(35=ワタナベ)と4度目の防衛戦を行うと9日、所属ジムが発表した。その強さ故に対戦相手探しが難航する中、大ベテランが承諾した。
河野は無敵王者井上とのいきなりの再起戦でも喜びがあふれた。「もう1回世界戦をできるのがうれしい。初回からガンガン行く。やるからには勝つ。KOしかない」。日頃は控えめな男が威勢のいい言葉を並べた。
8月末に王座統一戦に判定負けで陥落し、引退もよぎった。「しばらくは何も考えずに」と休んだ1カ月後にオファーを受けた。「世界戦はもうできないと思っていた。1日考えてやるしかない」と決断。恒例の実家でのバッグ打ちを始めた。
井上とは後輩の田口が日本王者時代に対戦。「ハンマーのようなパンチと言っていた。スキのない一番強い選手。ベテランの味を生かし最後だと思って熱い試合を」。5度目の世界挑戦で43戦目の経験を生かし怪物に挑む。