日本相撲協会は10日、熊本地震の被災地支援のため、熊本県に義援金1000万円を寄付した。

 13日からの九州場所会場となる福岡市の福岡国際センターで10日に行われた前夜祭で九州場所担当部長の境川親方(元小結両国)が県担当者に贈呈し「復旧、復興に少しでもお役に立てることを願っています」と思いを込めた。14~17日には被災地から各日45人を招待する。

 熊本県のPRキャラクター「くまモン」も土俵に上がり、同県出身の幕内正代、幕内佐田の海と記念撮影した。正代は「1人でも多くの人に笑顔になってもらいたい」と話し、佐田の海は「熊本の人たちに『心配しないで自分らしい相撲を取って』と励まされた。頑張りたい」と気持ちを新たにした。