ボクシングの日本スーパーフェザー級タイトル戦の前日計量が30日に都内であり、王者尾川堅一(29=帝拳)、挑戦者の同級13位山元浩嗣(33=ワタナベ)ともにリミット58・9キロでパスした。
5度目の防衛戦となる尾川は「非常に力が入るので、いつもより(調子は)いいのかも」と滑らかな口調で述べた。3月のV4戦では9回に不用意に頭から突っ込んで右目上をカットした。縫合するのはボクサー人生初で「今後のボクサー生活にも関わる」と後悔は深い。今回はディフェンス面の改善を主眼に置いており、「ボクサーらしい顔になるのは嫌なので」と、パンチをもらわずに、日本拳法出身の強烈な右で試合を終えるつもりだ。
WBC8位、IBF4位、WBO4位と世界ランクでも上位に顔を見せ、13連勝中ではあるが、「伸び悩んでいるとか、そういう声を聞く」という。周囲の期待が大きいだけに、2回連続で判定が続いている現状に、厳しい向きもある。「やっぱり尾川は強いと思わせたい。次で世界戦と言われても準備はできている」と自他共に納得のKO決着をみせる。