元新日本プロレスのプリンス・デヴィットことフィン・ベイラー(35)が「バレットクラブ」対決を制した。

 新日本時代、ならず者ユニット「バレットクラブ」で盟友だったカール・アンダーソン(37)とのシングルマッチに臨んだ。パワーとテクニックに押される展開。マットに大の字で倒れたが、会場からの「レッツゴー、ベイラー!」の大コールが起こると、蘇生したかのようにミサイルキックやエルボー合戦で優位に立ち、必殺技ダイビングフットスタンプでアンダーソンの息の根を止めた。

 ベイラーは両国国技館で新日本デビューし、14年4月の退団前最後の試合を行った。15年7月も同会場で開催されたWWE日本公演に参戦し、同団体傘下のNXT王座を獲得していた。試合後、ベイラーはリング上から四方に深々と頭を下げ、応援を心から感謝している様子だった。