【井上ー松島対談・取材後記】対談の機会も成長につなげるどん欲さ

横浜ベイシェラトンのロイヤルスイートルームで久々の再会を果たし、対談を行った松島(左)と井上尚(撮影・狩俣裕三)

<取材後記>

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)と、ラグビーで15、19年ワールドカップ(W杯)日本代表のFB松島幸太朗(28=クレルモン)の豪華対談が実現した。気心知れた93年生まれの2人が、約1時間半語り尽くした。

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2人は“感覚派”だという。例えば試合前日の過ごし方。松島は「ルーティンはあんまり信じていない。ルーティンをしても、悪い時あるじゃないですか。意外と寝られない時が調子良かったりする」と笑い、井上も「マジでリラックスする。試合の時は割と寝不足。ワクワクして寝られない」と自然体だ。対談も最初は少し表情が硬かったが、互いに自虐ネタで笑わせて、和やかに進んでいった。

興味深かったのはスイッチの切り替え。トレーニングの話題になると、井上が「そこを詳しく知りたい」と質問攻めし、松島も具体的な説明で情報交換した。このような機会も成長につなげる貪欲さがにじんだ。

松島がフランスに渡ると、再会はまた先になる。井上は「一緒にトレーニングしたい。フランス、いつだったら行けるかな? 俺はすぐそこのジムにいるよ」と笑った。やりとりの中に世界でたくましく戦い続ける芯が見えた。【松本航】

◆映像協力 株式会社ホリプロ

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