白鵬また駄目押しに審判部長苦言も「徐々に直して」

正代(左)が土俵を割った後に駄目押しする白鵬(撮影・神戸崇利)

<大相撲夏場所>◇4日目◇11日◇東京・両国国技館

 一朝一夕に粛正されるとは思っていない。口酸っぱくは言うが気長に構えることも念頭に、新体制の審判部が土俵の清浄化を進めている。

 結びの一番で白鵬が駄目押しか否かの微妙な詰め。二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は「なかなか直らないね。駄目押しはいけない、見苦しい。なかなか止まらないのかな」と手厳しい言葉の中にも、体に染み込んだ習性を正す困難さに一定の理解を示した。白鵬にだけではない。他に立ち合いで手をしっかり付かなかったり、ルーティンを続けてきた力士についても「なかなかいっぺんには出来ないよね。何年か続けてきた自分のペース、癖はどうしても抜けないから徐々に直してくれればね」。打ち出し後、審判部室への帰り際、西の支度部屋に寄り横綱鶴竜に、しっかり手付きをするよう注意した。「永遠のテーマ」と同部長が話す土俵の充実を、根気を要する作業で進める。