WBC世界スーパーフライ級9位江藤光喜(28=白井具志堅)が再起戦に判定勝ちした。

 昨年11月に仙台で王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に世界挑戦も判定負けして以来の試合。序盤からマイケル・エスコビア(26=フィリピン)の大ぶりパンチを浴びて苦戦。徐々にテーマだったジャブからの攻撃が出だして、2~4ポイント差の3-0判定で勝利を収めた。

 相手は契約体重を200グラムオーバーを了承しての試合だったが、この日は体重を7キロアップしていた。

 江藤は「階級が違うよ。相手のペースに乗ってしまった」と苦笑い。強打が自慢ながら判定にも「6回でセコンドに判定でいいと言った。勝つことより内容。ジャブはよかった。冷静に戦えたし」と収穫は得た。「点数は40点。組み立てと相手に合わせたことがマイナス。世界王者になるのが大前提。ジャブからどうつなげていくか。パンチの外し方も課題」と話した。