里山フラフラ2分30秒超熱戦制す「最後は気持ち」

里山(後方)との熱戦に敗れ疲労困憊(こんぱい)で土俵に倒れ込む石浦(撮影・中島郁夫)

<大相撲夏場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

 小兵同士の激闘に、十両の土俵が盛り上がった。176センチの西十両筆頭・里山(34=尾上)と、173センチの東十両6枚目の石浦(26=宮城野)の取組は2分30秒を超える大熱戦の末に、里山が押し出しで白星をつかんだ。

 頭をつけたまま、両者とも相手の出方を見る場面が続いた。片方が仕掛けても、一方がしのぐ展開。最後は左から強烈な張り手で勝負に出た石浦を、里山がいなして押し出し、決着をつけた。

 敗れた石浦が、しばらく土俵で倒れたまま立ち上がれないほど、両者の息は絶え絶え。勝った里山は「最後は気持ちで。フラフラでした。相手が強引に出てきてなかったら、残ってなかったかも」と、風呂上がりでも疲れ切った様子で話した。