<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館
全勝対決で横綱白鵬(31=宮城野)に敗れた大関稀勢の里(29=田子ノ浦)に、日本相撲協会トップの八角理事長(52=元横綱北勝海)は、残り2番も気持ちを切らさず、土俵に上がることを求めた。
注目の一番を前に、同理事長は「白鵬は左四つでも十分。がっぷりに組んでも土俵際で柔らかい。まわしをとってからの白鵬のうまさが、どうしても出てくる」と話していた。
まさに、その通りの展開となり「稀勢の里は引きつけられず腰も高かった。勝負をかけられなかったし、下手を切る動作もほしかった」と分析。「白鵬のうまさ、柔らかさ」と、1枚も2枚も上手の横綱をほめた。
残り2番。優勝争いについては「白鵬がこのまま行きそうな気がする」と、横綱2連戦も勝っての全勝フィニッシュも見通した。
その上で「稀勢の里は常に(白鵬より)先に相撲をとるわけだから、勝ってプレッシャーを与えること」と注文した。
たとえ今場所の優勝→横綱昇進はなくても、14勝の優勝時点ともなれば、来場所の綱取りの機運は、今場所以上に盛り上がるはずだ。