稀勢の里の母校、茨城・龍ケ崎市立長山中では20日、パブリックビューイングが開催され、稀勢の里が白鵬に敗れると、会場からは「あ~」と落胆の声が漏れた。

 綱取りに向けた大一番を応援しようと生徒や近隣住民ら約150人ほどが、1階のオープンスペースに集まり、縦1・4メートル、横1・9メートルのスクリーンで観戦。稀勢の里が土俵入りすると「稀勢の里コール」を送り、取組中には「いけー!」と大声で応援した。

 敗れはしたが、横綱昇進への地元住民の期待はしぼんでいない。1年の男子生徒(13)は「熱い戦いで面白かった。まだ優勝のチャンスがあると思うので、頑張って欲しいです」とエールを送った。78歳の男性は「明日と明後日は必ず勝ちます。逆転優勝を期待している」と、熱い気持ちを語った。