GHCヘビー級、同ジュニア選手権の前哨戦は、挑戦者の潮崎豪、熊野準組が勝利した。

 鈴木軍のヘビー級王者杉浦貴、同ジュニア王者金丸義信組とメインで対戦。

 杉浦と潮崎は場外乱闘を含め、壮絶なチョップ、エルボーの打ち合いで火花を散らした。ジュニア王座に挑戦する熊野と金丸は、金丸が貫禄を見せ、熊野を翻弄(ほんろう)し、杉浦も逆エビ固めでギブアップ寸前まで追い込んだ。

 そのまま熊野が捕まり、王者組の勝利かと思われた瞬間、熊野が、金丸の首を抱えて丸め込むフラッシュパッケージで逆転勝ち。熊野は、金丸に実力を認めさせる形となり「金丸! 散々バカにしていたオレが今日、お前に勝ったんだ。これで挑戦受けてくれるだろう?」と挑発した。

 潮崎は「熊野が自分の手でジュニア挑戦をつかみ取った。オレにもすごい響きましたよ」と、5月29日大阪大会でのダブルの王座奪回に決意を新たにしていた。