稀勢の里「うーん…」綱取りかすむ平幕相手もう2敗

栃ノ心に渡し込みで敗れ、2敗目を喫した稀勢の里(撮影・岡本肇)

<大相撲秋場所>◇3日目◇13日◇東京・両国国技館

 綱とりの夢が、かすみかけている。大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が早くも2敗目を喫した。

 東前頭2枚目の栃ノ心(28=春日野)の左への変化に体が泳ぐ。これはこらえて左おっつけで反撃するも、腰が高くて効かない。最後は右脚を渡し込まれて土俵を割った。

 「うーん…」と何度もうなり「落ち着いていけば良かったですけど…」と、顔をしかめて首をひねった。

 平幕相手に2敗は痛い。ただ、横綱日馬富士らも敗れたことで、大関以上の全勝力士は豪栄道ただ1人。大混戦となりそうな優勝争いに、逆転優勝の望みも幸い残されている。ここで簡単に沈んでは、ここまで積み重ねてきた努力が泡と消える。あきらめるには、まだ早い。