かど番の大関豪栄道(30=境川)が三役以上でただ1人、全勝を守った。

 同学年の小結栃煌山(29=春日野)を引いて呼び込んだものの、逆転の首投げ。なんとか膝をつかせて「勝ちを拾った感じですね。気分よくしていきたいけど、内容がよくないので、また明日からしっかり集中したい」と反省した。

 それでも、星を落とさないのは、体が動いている証し。「場所前、コンスタントに稽古を積めたのは、ここ何場所かとは違う」。

 手応えについては、まだ多くを語らない。「結果を出さないと物は言えない」。表情を崩すことなく、残り12日間を見据えた。