隠岐の海、上位陣全勝ならず1歩後退も「明日大事」

隠岐の海(左)を上手出し投げで破る豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇7日目◇17日◇東京・両国国技館

 “神ってる”勢いは大関に止められた。隠岐の海(31)は豪栄道の攻めを土俵際で残したが、今場所初めて土俵を割って昭和以降最多の横綱、大関陣6人に全勝まで、あと1歩届かなかった。「まあ(これが)相撲ですね」とサラリと言った。

 上位戦を終えて1敗と優勝争いでは優位に立つ。「明日が大事。終わったことはどうでもいい。こういう時もある。自分なりにしっかりやりたいですね」。荒れる秋の主人公は譲るつもりはない。