豊ノ島、4番相撲で2勝目「今日は会心の一番」

<大相撲九州場所>◇8日目◇20日◇福岡国際センター

 左アキレス腱(けん)皮下断裂のため西幕下7枚目まで番付を落とし、3場所ぶりに土俵復帰した豊ノ島(33=時津風)が4番相撲に臨んだ。

 東10枚目の肥後ノ城(31=木瀬)を相手に、素早く左上手を取ると、出し投げで後ろ向きにさせ、そのまま送り出した。連敗を2で止め、星を2勝2敗の五分に戻した。

 「前に出た中で今日は会心の一番。体の軸もぶれなかったしね」と笑顔で話す、納得の相撲だった。

 関取として04年夏場所で新十両昇進。それから12年半、当然のように過ごしてきた「関取としての生活」は、食事の順番が後回しになるなど、豊ノ島とて「若い衆の1人」扱い。そんな中でも、夜は「外食ぐらいいいだろう。誘いがなくても出ますよ。プライドの1つかな」と自分への発奮材料、ストレス解消として夜の街に繰り出すこともあるという。

 1場所15番から7番と、2日に1番のリズムは「楽だけど本当に退屈」と順応しきれない自分がいる。それもこれも「いろいろ勉強になる」とプラス思考に変えて、残り3番で勝ち越し、さらに幕下上位に番付を上げたいところだ。