NMB松村芽久未が卒業公演 リクアワ1位曲で感涙

松村芽久未

 NMB48の松村芽久未(22)が19日、大阪・NMB48劇場で、卒業公演を行い、舞台女優への転身を報告し、活躍を約束した。

 涙で何度も言葉を詰まらせながら「アイドル松村芽久未は卒業しますが、1人の女優、松村芽久未は、もうスタートを切っています」と、あいさつ。「皆さんを、関西の大きな劇場、梅田芸術劇場に連れて行くことが私の目標のひとつです」と言い、関西のミュージカルの“聖地”でもある具体的な劇場名をあげ、女優としての飛躍を誓った。

 松村は12年12月に4期生として加入。2年前に舞台観劇をした際、舞台女優の仕事に魅了され、昨年6月からは、アイドル活動と舞台女優を両立させてきた。

 「私がNMBという場所を離れて舞台に出ていたときも、ずっと支えてくださった皆さんがいたから頑張って来れました」とファンに感謝。活動5年を振り返り「NMBで初めて見ることができた世界や景色を、今度は私が皆さんにお見せできるように頑張ります」と言い、来年1月には東京での舞台出演も決まっていることを報告した。

 この日、アイドル最後の舞台で選んだ曲は「想像の詩人」だった。山尾梨奈(22)城恵理子(19)らと組んでいた研究生ユニットのナンバーで、15年リクエストアワー1位に輝いた思い出のナンバー。研究生公演のタイトル曲でもあった。

 松村は「今日、何か1曲(最後に)やると考えたとき、一番初めに思い浮かんだのがこの曲でした。このメンバーで歌えたことはうれしいです」と、旧研究生ユニットが集まってのパフォーマンスに、感涙した。

 松村は12年12月にお披露目された4期生。15年2月にチームMへ正規昇格。昨秋の組閣でチームNへ移り、今年11月2日の劇場公演で、年内の卒業を発表していた。この日は、4期同期生の渋谷凪咲(21)川上千尋(19)も花束を持ってかけつけた。