ととファン高畑充希、西島秀俊と共演熱望も叶わず

会見に出席した左から木村多江、高畑充希、西島秀俊(撮影・中野由喜)

 女優高畑充希(24)が22日、都内で、主演するNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(4月4日スタート、月~土曜午前8時)の第1週の試写と会見に、両親を演じる西島秀俊、木村多江と出席した。幼くして父を亡くした3姉妹の長女小橋常子が父代わりとなり、家族を支えてたくましく生きる姿を描く。

 1週目は子役が親子を演じ、西島が演じる父(とと)は亡くなるため、高畑と西島の共演場面はない。高畑は「1週目を見て、ととが生きていると思いました。想像でしかなかった人が生きていて、温かい家族があって、だからDVDを家で見て号泣してしまいました」と明かした。楽しみにしていた場面も「ととが動いているところ」とし、「記憶喪失になって思い出のアルバムをめくっているようでした」と語った。西島の印象も「すてきでした。一緒のシーンがなくても、ととファンなので、ととをNHKで見つけるとテンションが上がりました。西島さんはクールな役が多いですが、柔らかく、チャーミングで温かい。一緒のシーンを撮りたくてNHKに頼んだのですが、無理と言われました」と語った。

 また自分と主人公常子には「落ち込んだときと復活したときの高低差が激しいところには共感します」と笑った。

 一方、西島は「幽霊でもいいから(今後も)出してと頼んだが、かなわないようです」とし「胸に迫る1週目ができた」と自信を見せた。木村は「『あさが来た』の華やかな感じと比べると地味かと思うかもしれませんが、何でもないあたり前の事が幸せと感じると思います」とPRした。

 劇中、主人公常子が悩む場面で「どうしたもんじゃろのぉ」という遠州弁のせりふがたびたび登場する。「じぇじぇじぇ」「びっくりぽん」に続く人気ワードになる可能性もある。