<第40回日本アカデミー賞授賞式>◇3日◇東京・グランドプリンスホテル新高輪
「シン・ゴジラ」が、最優秀作品賞と最優秀監督賞を獲得した。
樋口真嗣監督(51)は、欠席した庵野秀明総監督(56)に代わってスピーチした。
僕が思うに、すばらしい映画を、みんな(優秀賞受賞監督は)撮られている。この会場で嫌なのは(優秀賞の)5、6人から1人を選ぶこと。誰かが1人1人(投票を)入れてくれた(から受賞できた)賞。60何年前に、怪獣で映画を作ろうとした大先輩がいて、作り続けたバトンを受け取り、恥ずかしくないものを作ろうと、ゴジラと真剣に向き合った。仕事で来ていない庵野秀明にも、ありがとうと言いたい。
樋口監督は最優秀作品賞発表後も壇上に立ち、「いただきます。ずっと今までやってきて、こんなことも待っているのかと思うと、寝られず、過酷な中で作っている人にも、強い声で言いたい。頑張ろう!!」と声を大にした。
「シン・ゴジラ」で優秀主演男優賞を受賞した長谷川博己(39)は「(会場の)皆さん、引いてる感じがしますが気のせいですか? みんなで力を合わせて、何かを倒すのは、これからの日本映画につながる。いいことだったんじゃないか」とコメントした。石原さとみ(30)は「庵野さんの脚本が、本当に面白かったんです。私が汚してしまわないか、震えていたんですけど、庵野さんから『(演じた役)カヨコは、あなたで良かった』と言われて涙が出た。今日、こういう場で終わることが出来て、救われた」と涙ぐんだ。【村上幸将】