カンヌ映画祭常連の河瀬直美監督(49)が、是枝裕和監督(55)の「万引き家族」が最高賞パルムドールに輝いたことについて、「とても誇りに思います」と語った。
河瀬監督はフランス女優ジュリエット・ビノシュ(54)を主演に起用した最新作「Vision」(6月8日公開)のPRを兼ねて5日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」に出演。「万引き家族」が日本映画では21年ぶりとなるカンヌ最高賞受賞の快挙を成し遂げたことに「この日、日曜日だったと思うんですけど、自宅のトイレを掃除しておりまして、その時に飛び込んできたニュースで。レッドカーペットの向こう側の世界と私の家のトイレの床がつながっているんだなと思って、非常に誇らしいなと思った」と独特の視点からたたえた。
自身は97年に公開された初の劇場映画「萌の朱雀(すざく)」でカンヌ映画祭の新人監督賞、07年公開の「殯の森」では最高賞パルムドールに次ぐ審査員特別大賞「グランプリ」を受賞。09年には同映画祭に貢献した監督に贈られる「黄金の馬車賞」を女性監督として初めて受賞し、13年に日本人監督で初めて審査員を務めた。
今回、是枝監督が同映画祭の壇上で受賞スピーチを行ったことについて「とても誇りに思いますし、同世代だし」とたたえるとともに、「あそこってすごく非日常で、本当に登る人しか登れない場所ではあるんですけど、私たちはちゃんと1歩1歩踏みしめていれば行ける場所でもあるっていうことを次の世代の映画監督たちに言いたい」と、若手映画監督にエールを送った。