G大阪東口「結果出す」藤春らの思い背負い代表へ

練習後、取材を受けるG大阪GK東口順昭(撮影・小杉舞)

 日本サッカー協会は25日、W杯アジア最終予選に臨むハリルジャパンの代表メンバー24人を発表した。G大阪からはGK東口順昭(30)が選出された。

 初めての最終予選。「なかなか簡単な試合はない状況。身の引き締まる思い。自分は試合に出られるかどうか、という立場なので、まずは練習からアピールしていきたい」。

 さらに、G大阪で同僚のリオデジャネイロ五輪代表DF藤春、MF井手口の思いも背負った。「カテゴリーは違いますが、リオ五輪を日本の代表として目いっぱい戦い、悔しい思いをしたチームメートのためにも、しっかりこの代表で結果を出したい」と、意気込んだ。

 ハリル監督の母国ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、7月に就任したルグシッチ新GKコーチとは1度練習視察で対面。あいさつをしに行った時、ハリル監督がフランス語を話すことから「ボンジュール」と声を掛けた。しかし「普通に『ハロー』と言われた。英語やった。入りを間違えた…」と苦笑い。それでも、代表合宿では「ガンバで積み重ねたことしか出せない。いいなと思われているところをしっかりアピールできれば」と、大舞台で国際Aマッチ3試合目の出場を目指す。