香川、新体制は「まだまだ」キャンプから部分合流へ

出番がなかったドルトムントMF香川(中央)はサポーターにあいさつして場内1周する(撮影・山崎安昭)

<明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ:浦和2-3ドルトムント>◇15日◇埼玉

 ボス新体制のドルトムントが浦和レッズに競り勝ち“初勝利”をあげた。MF香川真司(28)はベンチ入りしたが6月の日本代表のシリア戦で左肩を脱臼した影響もあり出番はなく、ベンチで見守った。

 チームは始動からわずか1週間で、香川は「チームに関してはまだまだ。去年のベースが出てない」と指摘し「ベンチでは自分ならどういうプレーができるか考えながら見ていた」と明かした。けがの回復については「次のキャンプから部分合流して開幕に照準を合わせて調整したい」と前向きだった。11日のドイツ4部との練習試合で敗戦を喫したボス監督は「前回の試合より内容は良かったがセットプレーで2失点したのは不満だ」と課題を掲げた。