世界選手権代表の多田修平は追い風参考で10秒16

西日本インカレ、男子100メートル準決勝で多田(左)は10秒16のタイムを出し決勝進出を決めた、右は石田(撮影・加藤哉)

<陸上:西日本学生陸上対校>◇第1日◇30日◇エディオンスタジアム広島◇男子100メートル準決勝

 1組に登場した世界選手権(8月、ロンドン)代表の多田修平(21=関学大)が、追い風2・3メートルの参考記録で10秒16をマークした。予選から3時間20分後のレースで「前半は本気を出した。後半はリラックスして流しました」。周囲を見ながらの余裕のフィニッシュで、7月1日の決勝に弾みを付けた。

 6月24日の日本選手権決勝では、10秒16の2着。中5日で臨んだレースに向けては、あまり走り込まず、補強トレーニングをメインに調整してきた。スイッチを入れる決勝に向けて「僕はスタートじゃなくて、中盤が得意。そこを見ていただきたい」と笑顔でアピールした。