多田修平2位、9秒台桐生の加速力に付いていけず

9秒98で日本人初の9秒台をたたき出し喜ぶ桐生(左)。右は2位多田(撮影・清水貴仁)

<陸上:日本学生対校選手権>◇第2日◇9日◇福井県営陸上競技

 男子100メートルで桐生祥秀(東洋大)のライバル多田修平(21=関学大)は、10秒07(追い風1・8メートル)の自己ベストで2位だった。

 桐生と同じく9秒台を狙った多田は、元世界記録保持者パウエル仕込みのスタートダッシュで誰よりも速く飛び出したが、中盤以降、桐生の加速力に付いていけなかった。それでも、これまでの自己記録を0秒01更新した。

 多田は6月の日本学生選手権で追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94をたたき出し、桐生とともに注目される存在となっていた。