市船橋112点圧勝、大沢響生3Pシュート8回成功

第4Qにドライブシュートを決める市船橋のエース保泉遼(撮影・吉池彰)

 市船橋(千葉)が112-74で大院大高(大阪)に圧勝した。

 市船橋はU18代表のポイントガードで主将の保泉遼(3年)が、第1クオーター(Q)立ち上がりの3点シュート2本でチームにリズムを与えた。

 するとシューティングガードの大沢響生(ひびき、2年)が、おもしろいように3点シュートを決めた。12回試投して実に8回成功の離れ業。近藤義行コーチ(49)は「大当たりだった。2年生ながら迷いがない。身近にいる『保泉さんのようになりたい』というマネっ子だけど、あれだけ入ればいい」と笑った。

 夏の高校総体では、まさかの初戦敗退を喫した。48-52で飛龍(静岡)に敗れた後、近藤コーチは「100点目指して走るバスケをやろう」と練習に取り組んできた。そして、この日、見事に体現した。

 25日の2回戦は、国体で優勝した京都の主要メンバーだった洛南。「ゲームメークがうまいが、チャレンジする。高さのハンディを克服するスピーディーな展開に持っていくのが市船らしさ」と近藤コーチはやる気のスイッチを入れていた。