2年連続2度目出場の八戸学院光星(青森)が61-67で豊浦(東京)に敗れ、初勝利はならなかった。前日23日には同校の女子が初出場初勝利を果たしていただけに、佐々木彰彦コーチ(27)は「女子の監督の小野寺(実)さん(66)は私の恩師でもある。出場を決めてから、アベック1勝をやろうと言ってやってきた。選手はよく頑張ってくれた。6点足りなかったのは、まだまだ私が未熟」。今大会最年少監督は、悔し涙を浮かべた。

 第1クオーター(Q)は14-13とリードしたが、第2Qで単純なミスから連続失点して主導権を握られた。最大16点差。それでも両チーム最多25得点を挙げた久保田列主将(3年)を中心に意地を見せ、第4Qには一時1点差に迫った。久保田は「自分がフリースローをしっかり決めていれば…。追いつけると思ったのですが、1勝できなくて申し訳ない」と責任を背負った。