全国高校総体8強の開志国際(新潟)が1点差に泣いた。広島皆実に77-78で敗れ、初戦の2回戦で消えた。学校創立4年目の新設校ながら、全国大会の初戦敗退は初。創設1年目の14年から全国高校総体とウィンター杯は連続出場していたが、初の屈辱を味わった。

 伊藤翔太監督(29)は「ディフェンス、リバウンドで我慢すれば相手の時間帯を断ち切ることができたのに、やれなかった」と話した。悪い流れは攻撃にも伝染し、第4クオーター途中で58-68の10点差まで引き離された。指揮官は「ボールを持っている選手は頑張って、それ以外の選手はゲームに関わって行かなかった」と嘆いた。23得点したPF藤永真悠子主将(3年)は「終わった、という実感がない」と敗戦にぼう然としていた。