4位に終わった高梨沙羅(21=クラレ)は平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)を挟み、W杯で3戦続けて表彰台を逃し「悔しいというより情けない試合になってしまった」と唇をかんだ。今季初優勝と通算54勝到達は、またもお預けとなった。
1回目はK点(90メートル)を3・5メートル越えて4位。しかし、2回目は89・5メートルにとどまって順位を上げられなかった。2回ともヒルサイズ以上の飛躍で優勝した、平昌五輪女王のルンビとは32・8点、飛距離換算で16・5メートルの大差。完敗に「アプローチが組めなかった。タイミングが遅れた。なかなか合わせることができなかった」と助走の不調を反省した。
万全の状態ではなかった。五輪後、渡欧して合宿を行った。その後、日本選手団の行事などのため一時帰国し、短期滞在で再び欧州に戻った。それでも「自分の体をここに合わせることができなかった。自己管理のなさというか、力不足な点が出た2試合になった」と自分に厳しかった。
前日の第11戦で個人総合3連覇の可能性が消え、この日の結果でルンビの総合優勝が決定。高梨は「どんな状況でも結果を出せるのが真の強い選手」とライバルを称賛した。圧倒的な実力を見せつけられ「自分もそこを目指してやるという刺激になった。来季へのモチベーション」と気持ちを新たにした。