リードのスペシャリスト是永敬一郎(22=埼玉県連盟)が初優勝を飾った。

 是永は「何年も前から優勝候補と言われていて、W杯で優勝しても国内で勝てていなかった。払拭(ふっしょく)できて、7月から始まるW杯にも生きると思う」と目を細めて喜んだ。

 是永は準優勝した楢崎智亜(21=栃木県連盟)の次に登場した。「ヌンチャク(命綱を掛けるカラビナ)の揺れで、どのあたりまで登れば勝てるのかがわかったのでまずはそこを目指した。最後はこのホールド(突起物)で手を止めないといけないのはわかっていたので、本当によかった」。日体大卒業後の4月からは、静岡市のクライミングジムで会社員をして働きながら競技を続け、東京五輪を目指す。「僕はリードがメインでボルダリングとスピードはそんなに上がっていない。変わらずリードを中心に、ボルダリングの練習を増やしているところ。五輪に出られるならば全力でやる」と力強く言った。