平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックが9日午後8時に平昌五輪スタジアムで開会式が行われ、開幕する。アジアでは98年長野大会に続く2度目の冬季大会で、過去最多となる49カ国・地域から約570人の選手が参加する。

 開会式に先立ち、日本選手団がコメントを発表した。33番目に行進する選手団の旗手を務めるアルペンスキー女子座位の村岡桃佳(21=早大)は「日本チームの先頭を歩かせて頂けるという緊張感を自信に変え、私の小さな背中が何倍も何十倍も大きく見えるよう、精いっぱい努めたいと思います」。主将を務めるアイスホッケーの須藤悟(47=日本協会)は「選手団主将としての参加となり、いつもとは異なる緊張感もあります。私たちが活躍することで多くの方の心を引きつけ、夢中にさせたいと思います」。

 日本選手団は車いすカーリングを除く5競技に38選手が出場。14年ソチ大会を超える7個以上のメダルを目標に掲げている。大日方邦子団長(45)は「選手たちは競技会場でのトレーニングに加え、村内にあるフィットネスセンターやハイパフォーマンスセンターを活用しながら、試合に向けた準備をしっかりと進めています。降雪や気温の急激な変化など、さまざまな気象条件による影響を想定しながら準備を進め、選手全員が力を出し切れるように引き続き、日本選手団一体となって頑張ってまいります」とコメントした。