平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックは9日夜、開会式が行われ、10日間の障害者スポーツの祭典が幕を開けた。2014年ソチ大会の6個を上回るメダル獲得を目指す日本選手団は、アルペンスキー女子座位の村岡桃佳(早大)を旗手に入場行進した。

 競技がスタートする10日はアルペンスキーの滑降が行われ、男子座位で2連覇を狙う狩野亮(マルハン)や森井大輝(トヨタ自動車)、村岡らが登場する。パラアイスホッケーの日本は1次リーグ初戦で韓国と対戦し、バイアスロンも日本勢が出場する。

 今大会はスノーボードが独立した競技として新たに加わり、6競技80種目が行われる。日本勢は車いすカーリングを除く5競技に38選手が出場。メダル量産を狙うアルペン勢のほか、距離男子立位の新田佳浩(日立ソリューションズ)、スノーボード男子下肢障害の成田緑夢(近畿医療専門学校)らがメダルを狙う。