37歳の新田佳浩(日立ソリューションズ)が2大会ぶりの表彰台となる銀メダルを獲得した。男子立位の予選2位、準決勝2組1位と安定感のある滑りで決勝に進出。その決勝では10年バンクーバー大会以来の金メダルを目指し、スタートから先頭に立って積極的にレースを進め、3人の集団でもつれるように最後のストレートに入ったが、後方から追い上げてきたカザフスタンの選手にかわされて2着でゴールした。

 98年長野大会から出場しているベテランにとって通算4個目のメダル。「トップを目指していたので悔しいですね。ただ苦しいところで自分自身に負けないように滑った。レース前もレース中も子供の声援が聞こえてきて励みになった。クラシカルのミドルで金を取れるようにしっかりと準備して臨みたい」と次レースでの金メダルに照準を定めていた。